稲荷山の大神を遥拝する
山城国稲荷山の底津石根に大宮柱太敷き立て
鎮まり坐す稲荷大神の御前を慎み敬ひ
遥かに拝み奉らく
家と身の守り
家にも身にも枉事有らせず
夜の守り日の守りに守り賜ひて
子孫の繁栄と結び
子孫の八十連属、弥次々に至るまで
五十橿八桑枝の如く立ち栄えしめ賜ひ
守り幸へ賜へと恐み恐み白す
現代語訳稲荷山の大神を遥拝する
山城国の稲荷山、その地の深い岩盤に太い宮柱を立ててお鎮まりになる稲荷大神の御前を、慎み敬い、遠くから拝み申し上げます。
注記
この本文は稲荷大神を対象とする歴史的な遥拝略詞です。あらゆる神社を遥拝するための共通文、または伏見稲荷大社の現行公式文とは扱いません。
家にも身にも悪いことが起こらないようにし、夜も昼もお守りくださって、
意訳を含みます
遠い将来の子孫に至るまで、桑の枝が豊かに茂るように栄えさせ、お守りになり、幸いをお与えくださいと、畏れ慎んで申し上げます。
注記
「五十橿八桑枝」は底本の表記です。現代の公開転記には「五十櫃」などの異表記があるため混在させていません。
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