祝詞帖
- 01天津祝詞あまつのりと・禊祓詞伊邪那岐命の禊で生まれた祓戸の大神等へ、枉事・罪・穢れの祓い清めを願う詞です。
- 02一切成就祓いっさいじょうじゅのはらえ穢れを滞らせず、内と外の清浄を唱える、近世資料に伝わる短い祓です。
- 03稲荷五社大明神祓いなりごしゃだいみょうじんのはらへ五穀をもたらし人々を養う五柱の神徳をたたえ、実りと守りを願う、近代刊本に残る稲荷系の祓です。
- 04稲荷祝詞いなりのりと稲荷大神へ日々の生業、家と子孫の繁栄、昼夜の守護を願う、広く流布する祝詞です。
- 05大祓詞おおはらえのことば本文と現代語訳を節ごとに確かめながら、落ち着いて奏上するための閲覧ページです。
- 06春日祭祝詞かすがのまつりののりと『延喜式』巻八に伝わる、春日の四柱の神々へ幣帛を奉り、朝廷の安泰を願う祝詞です。
- 07神棚拝詞かみだなはいし神棚にまつる天照大御神・産土大神等へ感謝し、日々の務めと家の安泰を願う拝詞です。
- 08神社拝詞じんじゃはいし参拝する神社の名を入れ、神々の御恵みに感謝しながら日々の務めと家の安泰を願う拝詞です。
- 09祖霊拝詞それいはいし御霊舎にまつる代々の祖先へ感謝し、家族の和と子孫の繁栄を願う拝詞です。
- 10天地一切清浄祓てんちいっさいしょうじょうはらい天・地・内外・六根の清浄を唱え、八百万の神々へ聞き届けを願う、近世から伝わる祓です。
- 11十種大祓とくさのおおはらえ饒速日命と十種神宝の伝承、布留の神辞、身心の鎮めを語る長文の祓です。
- 12鳥居之祓とりいのはらえ神の坐す鳥居へ入るとき、身心が明るく安らかな宮となることを詠む短い祓です。
- 13拝吾妻三社詞はいあづまさんしゃのことば鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の東国三社を遠くから拝する、近代刊本に残る歴史的な朝拝の詞です。
- 14拝思慮神等詞はいおもひかねのかみたちのことば思慮と言葉に関わる神々へ、知恵と言葉を整え、日々の務めを進められるよう願う歴史的な朝拝の詞です。
- 15拝守厠神詞はいかはやをまもるかみのことば厠をつかさどる神々へ、過ちを見直し聞き直し、日夜守られるよう願う歴史的な朝拝の詞です。
- 16拝竈神等詞はいかまどのかみたちのことば竈に斎き祀る火産霊神・奥津比古・奥津比売神へ、天津火の清浄と守りを願う歴史的な朝拝の詞です。
- 17拝塞神等詞はいさへのかみたちのことば大八衢の境を塞ぎ、根国・底国から荒び来るものを先へ進ませないよう守る三柱へ拝する歴史的な朝拝の詞です。
- 18拝伊勢両宮詞はいせりょうぐうのことば皇大神宮と豊受大神宮、両宮に連なる神々を遠くから拝するための、近代刊本に残る歴史的な朝拝の詞です。
- 19拝伊豆雲見社詞はいづくもみのやしろのことば伊豆国加茂郡の雲見嶽に鎮まる磐長比売神へ、過ちの見直しと長寿を願う歴史的な朝拝の詞です。
- 20拝出雲大社詞はいづもおほやしろのことば出雲国の杵築宮に鎮まる大国主大神と須勢理毘売命を、遠くから拝する歴史的な朝拝の詞です。
- 21拝当国一宮詞はいとうごくいちのみやのことば自分の国の一宮を、その鎮座する方角へ向かって遠くから拝するための、近代刊本に残る歴史的な汎用詞です。
- 22拝当所鎮守詞はいとうしょちんじゅのことばその土地を総じて守る産土大神へ、日夜の守護を願って遠くから拝する、近代刊本の歴史的な汎用詞です。
- 23拝祓処神等詞はいはらひどのかみたちのことば伊邪那岐命の禊で生まれた祓処の神々へ、罪穢の祓いと神事を善く務められるよう願う歴史的な朝拝の詞です。
- 24拝常陸両社詞はいひたちりょうしゃのことば大洗磯前社と酒列磯前社に鎮まる大名持神・少彦名神を遠くから拝する、近代刊本の歴史的な朝拝の詞です。
- 25拝水屋神等詞はいみづやのかみたちのことば井戸と水に関わる神々へ、日々授かる水の清らかさと守りを願う歴史的な朝拝の詞です。
- 26拝御年神等詞はいみとしのかみたちのことば大年神・御年神・若年神・阿須波神・波比岐神と屋地を守る神々へ、水の清浄と守りを願う歴史的な朝拝の詞です。
- 27拝大和三社詞はいやまとさんしゃのことば大和国の大神社・大和社・宇奈提社に鎮まる三柱を遠くから拝する、近代刊本の歴史的な朝拝の詞です。
- 28拝尾張熱田宮詞はいをはりあつたのみやのことば尾張国愛智郡の熱田宮に鎮まる神々を遠くから拝する、短い歴史的な朝拝の詞です。
- 29祓詞はらえことば伊邪那岐大神の禊に由来する祓戸の大神等へ、禍事・罪・穢の祓い清めを願う詞です。
- 30広瀬大忌祭祝詞ひろせのおおいみのまつりののりと『延喜式』巻八に伝わる、若宇加売命と山口の神々へ、水の恵みと稲の豊作を願う祝詞です。
- 31遥拝略詞ようはいりゃくし遠く離れた場所から山城国稲荷山の稲荷大神を拝し、家と身の守り、子孫の繁栄を願う短い詞です。
- 32略拝詞りゃくはいし・唱えことば神社や神棚で、祓い・清め・守り・幸いを簡潔に願う唱えことばです。
- 33略祓詞りゃくはらえことば祓いと清めを二つの短い句で願う、簡潔な祓詞です。
- 34六根清浄大祓ろっこんしょうじょうのおおはらえ目・耳・鼻・口・身・意の六根を通じても、心を清らかに保つことを説く近世伝来の祓です。
どこから読みますか
長さや読む場面から、最初の一篇を選べます。
よくある質問
祝詞の背景と、掲載内容について。
祝詞とは何ですか?
祝詞は、祭りの場で神々に向けて奏上される詞です。神名を申し上げ、神々の働きや由来をたたえ、供え物や祭りの趣旨、願いを言葉にします。平安時代にまとめられた『延喜式』巻八の祝詞式には、当時すでに伝わっていた祭祀の詞が収められています。
祝詞にはどんな種類がありますか?
古い祝詞には、年の実りを願う祈年祭、宮や門を守る大殿祭・御門祭、火や道の災いを鎮める鎮火祭・道饗祭、罪や穢れを祓う大祓など、祭りの目的ごとの詞があります。後世には神社での拝礼や家庭の神棚、祖霊への拝礼に用いる詞も整えられ、時代や伝承によって本文や呼び名が異なるものもあります。
祝詞はどのような場面で奏上されますか?
古くは宮廷や各地の祭祀で、季節の節目、豊作、鎮火、祓いなどのために奏上されました。現在も神社の恒例祭や祈願祭、人生の節目の祭りで奏上されるほか、神社参拝や家庭の神棚で唱えられる詞があります。すべての祝詞が同じ場面や作法で用いられるわけではありません。
大祓詞と祓詞は同じものですか?
同じものではありません。『延喜式』巻八には六月晦の大祓で奏上された長い詞があり、現在広く読まれる大祓詞はその流れをくみながら、伝承の過程で本文や奏上の形を変えてきました。祓詞は、伊邪那岐大神の禊に由来する祓戸の神々へ祓い清めを願う、別の短い詞です。
現代語訳は唯一の解釈ですか?
いいえ。複数の公開資料を照合し、原文との対応を優先して編集していますが、唯一の解釈を示すものではありません。解釈が分かれる箇所は断定を避けています。
本文や読みの誤りを見つけた場合は?
各祝詞の閲覧ページにある訂正の窓口からお知らせください。参考にしたウェブページや書籍名、ページ番号も任意で添えられます。