稲荷祝詞

いなりのりと

16

稲荷大神への拝礼

けまくもかしこ稲荷大神いなりのおほかみ大前おおまえ

かしこかしこみもまをさく

あしたゆふべいそしつとむるいへ産業なりはひ

ゆることなくおこたことなく

弥奨いやすすめにすすたま弥助いやたすけにたすたまひて

家門高いへかどたかおこさしめたま

堅磐かきは常磐ときは命長いのちなが

子孫うみのこ八十連属やそつづきいたるまで

いか八桑枝やくはえごとさかえしめたま

いへにもにも枉神まがかみ枉事まがごとあらしめず

あやまおかことのあらむをば

神直日大直日かむなほひおほなほひ見直みなほなほしまして

まもまもりにまもさきはたまへと

かしこかしこみもまを

現代語訳稲荷大神への拝礼

くちにするのも畏れ多いおそれおおい稲荷大神いなりのおおかみ御前みまえで、慎んつつしん申し上げもうしあげます。

注記

稲荷祝詞は神社・地域・文献によって本文が異なります。本ページは複数の公開全文で一致する一般流布本を表示しています。

冒頭

稲荷大神への拝礼1 / 6

稲荷祝詞

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稲荷祝詞

稲荷祝詞について

概要

稲荷大神の恵みに感謝し、日々の生業、家と子孫の繁栄、長寿、昼夜の守護を願う祝詞です。

構成
6
本文量
180
注記
3

この祝詞で願うこと

  • 日々の生業が滞りなく営まれること
  • 家門と子孫が長く栄えること
  • 昼夜にわたる守護を願うこと

神々・対象

稲荷大神
生業、家門、子孫、長寿、守護を願う中心の神
神直日・大直日
枉事や過ちを見直し、聞き直す働きとして言及される神々

由来と位置づけ

近代の祝詞集にも収められ、現在まで広く流布している稲荷系の祝詞です。神社・地域・文献によって本文に異同があり、すべての稲荷神社で一つの同じ本文が用いられるわけではありません。

本文の流れ

全6節で、「稲荷大神への拝礼」から「昼夜の守護と結び」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 願いは仕事や生業から始まり、家、子孫、長寿、日々の守りへと広がります。

  • 「八十連属」「八桑枝」は、子孫や家門が長く豊かに連なる様子を表す比喩です。

  • 過ちをただ罰するのではなく、見直し・聞き直しを願う一節を含みます。

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