稲荷祝詞

いなりのりと

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稲荷大神への拝礼

掛かけまくも畏かしこき稲荷大神いなりのおほかみの大前おおまえに

恐かしこみ恐かしこみも白まをさく

朝あしたに夕ゆふべに勤いそしみ務つとむる家いへの産業なりはひを

緩ゆるぶ事ことなく怠おこたる事ことなく

弥奨いやすすめに奨すすめ賜たまひ弥助いやたすけに助たすけ賜たまひて

家門高いへかどたかく吹ふき興おこさしめ賜たまひ

堅磐かきはに常磐ときはに命長いのちながく

子孫うみのこの八十連属やそつづきに至いたるまで

茂いかし八桑枝やくはえの如ごとく立たち栄さかえしめ賜たまひ

家いへにも身みにも枉神まがかみの枉事まがごとあらしめず

過あやまち犯おかす事ことのあらむをば

神直日大直日かむなほひおほなほひに見直みなほし聞きき直なほしまして

夜よの守まもり日ひの守まもりに守まもり幸さきはへ賜たまへと

恐かしこみ恐かしこみも白まをす

現代語訳稲荷大神への拝礼

口くちにするのも畏れ多いおそれおおい稲荷大神いなりのおおかみの御前みまえで、慎んつつしんで申し上げもうしあげます。

注記

稲荷祝詞は神社・地域・文献によって本文が異なります。本ページは複数の公開全文で一致する一般流布本を表示しています。

冒頭

稲荷大神への拝礼1 / 6

稲荷祝詞

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稲荷祝詞

稲荷祝詞について

概要

稲荷大神の恵みに感謝し、日々の生業、家と子孫の繁栄、長寿、昼夜の守護を願う祝詞です。

構成
6節
本文量
180字
注記
3件

この祝詞で願うこと

  • 日々の生業が滞りなく営まれること
  • 家門と子孫が長く栄えること
  • 昼夜にわたる守護を願うこと

神々・対象

稲荷大神
生業、家門、子孫、長寿、守護を願う中心の神
神直日・大直日
枉事や過ちを見直し、聞き直す働きとして言及される神々

由来と位置づけ

近代の祝詞集にも収められ、現在まで広く流布している稲荷系の祝詞です。神社・地域・文献によって本文に異同があり、すべての稲荷神社で一つの同じ本文が用いられるわけではありません。

本文の流れ

全6節で、「稲荷大神への拝礼」から「昼夜の守護と結び」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 願いは仕事や生業から始まり、家、子孫、長寿、日々の守りへと広がります。

  • 「八十連属」「八桑枝」は、子孫や家門が長く豊かに連なる様子を表す比喩です。

  • 過ちをただ罰するのではなく、見直し・聞き直しを願う一節を含みます。

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