拝伊勢両宮詞

はいせりょうぐうのことば

13

皇大神宮を拝する

神風かむかぜ伊勢国いせのくに拆鈴五十鈴原さくすずいすずのはら底津石根そこついはね

大宮柱太敷おほみやばしらふとして、高天原たかまのはら千木高知ちぎたかしりて

しづまりましま天照皇大御神あまてらすすめおほみかみ大朝廷おほみかど

外宮とつみや度会わたらひ山田原やまだのはら底津石根そこついはね

大宮柱太敷おほみやばしらふとして、高天原たかまのはら千木高知ちぎたかしりて

しづまりましま豊受大御神とようけのおほみかみ

およ二宮ふたみや相殿あひどのます皇神等めがみたち

枝宮えだみや枝社えだやしろ神等かみたち御前みまへ

つつしうやまひ、かしこかしこみもはるかにをがまつ

現代語訳皇大神宮を拝する

神風かむかぜ伊勢国いせのくに拆鈴さくすず五十鈴原いすずのはら、その深いふかい岩盤がんばん太いふとい宮柱みやばしら立てたて千木ちぎ高くたかく掲げかかげてお鎮まりしずまりになる、天照皇大御神あまてらすすめおおみかみ大御殿おおごてんと、

注記

底本は「天照皇大御神」「大朝廷」と記し、後者に「おほみかど」の振り仮名を付します。現行の神宮公式表記へ置換せず、1881年刊本の語形を保っています。

冒頭

皇大神宮を拝する1 / 3

拝伊勢両宮詞

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拝伊勢両宮詞

拝伊勢両宮詞について

概要

皇大神宮と豊受大神宮、両宮に連なる神々と諸社を遠くから拝するための歴史的な朝拝の詞です。

構成
3
本文量
139
注記
3

この祝詞で願うこと

  • 離れた場所から伊勢の両宮を拝礼すること
  • 両宮に連なる神々と諸社へ敬意を申し上げること

神々・対象

天照皇大御神
皇大神宮に鎮まる神として遥拝する中心の神
豊受大御神
豊受大神宮に鎮まる神として遥拝する中心の神
両宮の相殿・枝宮・枝社の神々
両宮とともに敬い拝する神々

由来と位置づけ

平田篤胤編・平田鉄胤訂の『毎朝神拝詞記』に収められた近代の詞です。本文の「枝宮・枝社」などは歴史的な呼称であり、現在の神宮が用いる社の区分とそのまま同一視しません。

本文の流れ

全3節で、「皇大神宮を拝する」から「両宮と諸社への遥拝」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 内宮、外宮、両宮に連なる諸社という順に、遥拝の対象を広げていきます。

  • 「大朝廷」「外宮」「枝宮・枝社」など、歴史的な語形と読みを含みます。

  • 現在の神宮または神社本庁が示す現行公式の遥拝詞としてではなく、歴史的本文として読みます。

拝伊勢両宮詞

目次

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