拝塞神等詞

はいさへのかみたちのことば

13

大八衢の境

殊別ことわけて、大八衢おほやちまたに湯津石村ゆついはむらの如ごとく塞坐さやりまして

根国底国ねのくにそこのくにより荒あらび疎うとび来こむ物ものを、此ここよりな来くと守給まもりたまふ

塞神三柱さへのかみみはしらの御前みまへを

慎つつしみ敬うやまひ、畏かしこみ畏かしこみも拝をがみ奉まつる

現代語訳大八衢の境

とりわけ、大きなおおきな道みちの分かれ目わかれめに、神聖しんせいな岩いわの群れむれのように境さかいを塞いふさいで鎮まりしずまり、

注記

「湯津石村」の語義と「塞坐して」の訓は専門家による確認前です。表示読みは底本の振り仮名に従います。

冒頭

大八衢の境1 / 3

拝塞神等詞

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拝塞神等詞

拝塞神等詞について

概要

大八衢の境を守る三柱へ、根の国・底の国から荒び来るものを先へ進ませないよう願う歴史的な朝拝の詞です。

構成
3節
本文量
65字
注記
2件

この祝詞で願うこと

  • 境界を守る塞神等を拝礼すること
  • 荒び来るものが内へ進まないよう防ぎ守ること

神々・対象

塞神三柱
大八衢の境を守り、荒び来るものを防ぐ神々

由来と位置づけ

『毎朝神拝詞記』に収められ、道の分岐や境界を守る信仰を背景とする詞です。三柱を個別の神名ではなく「八衢比古神・八衢比売神・岐神」と称えます。

本文の流れ

全3節で、「大八衢の境」から「拝礼の結び」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 境界に鎮まる三柱を述べた後、外から来るものを防ぐ働きを具体的に願います。

  • 「湯津石村」など語義や訓に検討の余地がある語を含みます。

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