祈平産祝詞

へいさんをいのるのりと

13

妊娠の節目を奉告する

掛巻かけまく畏きかしこき吾大神あがおほかみ大前おほまへ何某なにがし畏みかしこみ畏みかしこみ白さくまをさく

何某なにがしつま孕みてはらみて胎月たいげつ当りぬるあたりぬるゆゑに、今日けふ生日いくひ足日たるひ斎ひいはひ定めてさだめて

奉るたてまつる礼代ゐやじろ幣帛みてぐら安幣帛やすみてぐら足幣帛たるみてぐら置きおき足らはしてたらはして聞こしきこし食してめして

高きたかき貴きたふとき恩頼みたまのふゆ以ちてもちて苦しむくるしむことなく安くやすく平けくたいらけく産みうみ竟へをへ給ひてたまひて

母子ははこ諸共ともに死害しがいなくこと障るさはることなく、弥健いやすこやか弥向栄いやむかさか守りまもり幸へさきはへ給へたまへ

かしこかしこみもまを

現代語訳妊娠の節目を奉告する

意訳を含みます

畏れ多いおそれおおい大神おおかみ御前みまえに、何某なにがし慎んでつつしんで申し上げますもうしあげます何某なにがしつま身ごもりみごもり出産しゅっさんつき迎えたむかえたため、今日きょうよき日よきひとして斎いいわい定めさだめました。

注記

「何某」は奉告する人や妻の名を入れる可変箇所です。「胎月」はこの作例では出産を迎える時期として限定的に訳しました。

冒頭

妊娠の節目を奉告する1 / 3

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