釿始祭祝詞

ちょうなはじめさいのりと

14

祭場を清め工匠の神を招く

ところいづ磐境いはさか掃ひはらひ清めてきよめて神籬ひもろぎ指しさし立てたて招きまねき奉りまつり据ゑすゑ奉るまつる

手置帆負命たおきほおひのみこと彦狭知命ひこさしりのみこと大前おほまへに、かしこかしこみもまをさく

たび木工何某こだくみなにがしさと産土神うぶすなのかみ神殿かみどのつくつかまつらむに

これ容易ならざるたやすからざるわざなれば、大神等おほかみたち恩頼みたまのふゆ蒙りかがふり御保護みまもり乞ひこひ祈りのみ奉らむまつらむ

たてまつ幣帛みてぐら御酒みき御饌みけうみかはやま多明物ためつもの

たいらけくやすらけくこしして

朝夕あさゆふつとつかまつわざまもたまひて、をのあやまことなく

墨縄すみなはたがことなく、法式のりまにまはやけく事成ことなへしめたまへと

かしこかしこみもまを

現代語訳祭場を清め工匠の神を招く

意訳を含みます

この場所ばしょ神聖しんせい磐境いわさかとしてはらい清めきよめ神籬ひもろぎ立てたて手置帆負命たおきほおひのみこと彦狭知命ひこさしりのみことをお招きまねきし、その御前みまえ畏れおそれ敬っうやまっ申し上げますもうしあげます

注記

「厳の磐境」は祭のために清め区切った神聖な場としてまとめました。現在の起工式すべてに同じ祭場形式を求める説明ではありません。

冒頭

祭場を清め工匠の神を招く1 / 4

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