柱立祭祝詞

はしらたてさいのりと

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家屋と工匠の神々

此この神籬ひもろぎに斎いつき奉まつる掛巻かけまくも畏かしこき屋船大神やふねのおほかみ・手置帆負命たおきほおひのみこと・彦狭知命ひこさしりのみことの大前おほまへに

畏かしこみ畏かしこみも白まをさく

先さきに木工こだくみ何某なにがし、皇神すめかみの高きたかき貴きたふとき恩頼みたまのふゆを蒙りてかがふりて、朝あしたに夕ゆふべに労しいたつき営みいとなみ

柱はしら・梁はり・桁けた・椽たるきに至いたるまで造つくり竟をへぬれば

今日けふの生日いくひの足日たるひに祝ひいはひ定めてさだめて、斎柱いみはしら立てむたてむと為てして

進たてまつる礼代ゐやじろの幣帛みてぐらを、平たいらけく安やすらけく聞きこし食めして

弥益々いやますますに御霊幸みたまさきはひ給たまひて、突つき立たつる柱はしらの弥堅いやかたく

打うつ墨縄すみなはの速すみやかに事成ことなり竟をへしめ給たまへと、畏かしこみ畏かしこみも白まをす

現代語訳家屋と工匠の神々

この神籬ひもろぎにお祀りするおまつりする屋船大神やふねのおおかみ、手置帆負命たおきほおひのみこと、彦狭知命ひこさしりのみことの御前みまえに、畏れおそれ敬っうやまって申し上げますもうしあげます。

冒頭

家屋と工匠の神々1 / 4

柱立祭祝詞

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柱立祭祝詞

柱立祭祝詞について

概要

神殿造営で柱材や垂木を造り整えたことを奉告し、斎柱を堅く立て、後の工程が滞りなく成就するよう願う明治期の祝詞です。

構成
4節
本文量
180字
注記
3件

この祝詞で願うこと

  • 柱材などを造り整えたことを奉告すること
  • 斎柱を堅く立てること
  • 造営工程の安全と成就を願うこと

神々・対象

家屋と工匠を守る神々
柱材の準備と斎柱建立を奉告し、造営の成就を願う対象

由来と位置づけ

1901年刊の祭式集に収められた柱立祭の作例です。釿始祭と上棟祭の間に位置する造営儀礼として、材料の準備から斎柱を立てる段階を神々へ申し上げます。

本文の流れ

全4節で、「家屋と工匠の神々」から「柱の堅さと工事の成就」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 神々への呼びかけ、柱材の奉告、斎柱建立、工事成就へ進みます。

  • 「木工何某」は奉仕する工匠名へ読み替える箇所です。

  • 柱立祭は上棟祭と語句が似ますが、ここでは柱を立てる工程に焦点があります。

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