地鎮祭祝詞

じちんさいのりと

13

祭場と土地の神々

忌竹いみだけ神籬引ひもろぎひまはし、真榊指まさかきさて、地内ちないいつ磐境いはさかはらきよめて

掛巻かけまく畏きかしこき埴安彦大神はにやすひこのおほかみさと領りうしはき坐すます産須那大神うぶすなのおほかみ慎みつつしみ拝みをろがみ畏みかしこみ畏みもかしこみも白さくまをさく

何某なにがしところ千代ちよ住処すみかえらさだめて、あらたしきいへてむと、荒草刈あらくさか退け、土踏つちふなら

御酒みき御食みけうみかはやま多明物ためつものそなへてつかまつらくを、たいらけくやすらけくこしして

うるいしずゑ弥堅いやかたく、つるはしらうごことなく、暴風あらきかぜ洪水おほみづわざはひなく

地震なゐ香具土かぐつちまがなく、堅磐かきは常磐ときはまもさきはたまへとかしこかしこみもまを

現代語訳祭場と土地の神々

意訳を含みます

斎竹いみだけ囲んだかこんだ祭場さいじょう神籬ひもろぎさかき立てたて、この土地とち清らかなきよらかな神域しんいきとして祓い清めますはらいきよめます。そして埴安彦大神はにやすひこのおおかみと、このさと守るまもる産土大神うぶすなのおおかみ御前みまえに、謹んでつつしんで申し上げますもうしあげます

注記

「磐境」は祭のために定める神聖な境として受けました。現在の地鎮祭の祭場設営と必ず同一であるとは断定しません。

冒頭

祭場と土地の神々1 / 3

地鎮祭祝詞

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地鎮祭祝詞

地鎮祭祝詞について

概要

土地の神々へ家屋の建築を奉告し、土地を鎮め、礎と工事が滞りなく進むよう願う明治期の地鎮祭祝詞です。

構成
3
本文量
215
注記
3

この祝詞で願うこと

  • 土地の神々へ建築を奉告すること
  • 土地を鎮めること
  • 礎と工事の安全を願うこと

神々・対象

土地を守る神々
建築を奉告し、土地と工事の平穏を願う対象

由来と位置づけ

1901年刊の祭式集に収められた地鎮祭の作例です。祭場を定め、土地の神々を招き、施主と建築を告げて供物を奉るという構成を持ちます。

本文の流れ

全3節で、「祭場と土地の神々」から「礎と工事の安全」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 祭場と土地の神々、建築の奉告と供え、礎と工事の願いへ進みます。

  • 「何某」は施主など祭の主体に応じて読み替える箇所です。

  • 祈願は施工計画・法令・安全管理に代わるものではありません。

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