地鎮祭祝詞

じちんさいのりと

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祭場と土地の神々

忌竹いみだけに神縄引しめひき回まはし、真榊指まさかきさし立たて、此この地内ちないに厳いつの磐境いはさかと祓はらひ清きよめて

掛巻かけまくも畏かしこき埴安彦大神はにやすひこのおほかみ、此の里に領り坐す産須那大神を慎み拝みこのさとにうしはきますうぶすなのおほかみをつつしみをろがみ、畏かしこみ畏かしこみも白まをさく

何某なにがし、此この処ところを千代ちよの住処すみかと撰えらび定さだめて、新あらたしき家いへを建たてむと、荒草刈あらくさかり退のけ、土踏つちふみ均ならし

御酒みき・御食みけ、海うみ・川かは・野の・山やまの多明物ためつものを備そなへて仕つかへ奉まつらくを、平たいらけく安やすらけく聞きこし食めして

掘ほり据すうる礎いしずゑの弥堅いやかたく、立たつる柱はしらの動うごく事ことなく、暴風あらきかぜ・洪水おほみづの難わざはひなく

地震なゐ・香具土かぐつちの禍まがなく、堅磐かきはに常磐ときはに守まもり幸さきはへ給たまへと畏かしこみ畏かしこみも白まをす

現代語訳祭場と土地の神々

意訳を含みます

斎竹いみだけにしめ縄なわを張りはり、榊さかきを立てたて、この土地とちを清らかなきよらかな神域しんいきとして祓いはらい清めますきよめます。そして埴安彦大神はにやすひこのおおかみと、この里さとを守るまもる産土大神うぶすなのおおかみの御前みまえに、謹んでつつしんで申し上げますもうしあげます。

注記

「磐境」は祭のために定める神聖な境として受けました。現在の地鎮祭の祭場設営と必ず同一であるとは断定しません。

冒頭

祭場と土地の神々1 / 3

地鎮祭祝詞

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地鎮祭祝詞

地鎮祭祝詞について

概要

土地の神々へ家屋の建築を奉告し、土地を鎮め、礎と工事が滞りなく進むよう願う明治期の地鎮祭祝詞です。

構成
3節
本文量
215字
注記
3件

この祝詞で願うこと

  • 土地の神々へ建築を奉告すること
  • 土地を鎮めること
  • 礎と工事の安全を願うこと

神々・対象

土地を守る神々
建築を奉告し、土地と工事の平穏を願う対象

由来と位置づけ

1901年刊の祭式集に収められた地鎮祭の作例です。祭場を定め、土地の神々を招き、施主と建築を告げて供物を奉るという構成を持ちます。

本文の流れ

全3節で、「祭場と土地の神々」から「礎と工事の安全」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 「神縄」は「しめ」と読みます。忌竹に縄を巡らし、真榊を立てて祭場を定める場面です。

  • 「何某」は施主など祭の主体に応じて読み替える箇所です。

  • 祈願は施工計画・法令・安全管理に代わるものではありません。

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目次

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