出船祭祝詞

でふねのまつりのりと

12

船出の奉告

掛巻かけまくかしこ住吉大神すみよしのおほか海童大神みわたつみのおほかみ御前みまへに、つつしうやまかしこかしこみもまをさく

今日けふ生日いくひ足日たるひに、何村何某なにむらなにがし船出ふなでして何国何地なにくになにところおもむかむとす

御心みこころあきらかに所知食しろしめし、海原うなばらしほ八百会やほあひ波風立なみかぜたたず平穏たいらか

いざなみちびして、はやけくみなとかへかしめたまへと、礼代ゐやじろ幣帛みてぐらたてまつかしこかしこみもまを

現代語訳船出の奉告

意訳を含みます

畏れ多いおそれおおい住吉大神すみよしのおおかみ海童大神わたつみのおおかみ御前みまえに、謹んでつつしんで申し上げますもうしあげます今日きょうよき日よきひに、所定の村の者しょていのむらのものふね出しだし定めさだめくに土地とち向かうことを奉告しますむかうことをほうこくします

注記

「何村・何某・何国・何地」は、祭を行う人、船、出発地、目的地に応じて読み替える可変箇所です。

冒頭

船出の奉告1 / 2

出船祭祝詞

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出船祭祝詞

出船祭祝詞について

概要

住吉大神と海童大神へ船出を奉告し、目的地までの航海と無事の帰港を願う、明治期の出船祭の祝詞です。

構成
2
本文量
129
注記
3

この祝詞で願うこと

  • 船出と目的地を神々へ奉告すること
  • 航海中の平穏を願うこと
  • 無事の帰港を願うこと

神々・対象

住吉大神
航海の平穏と帰港を願う海上守護の神
海童大神
海路の守護を願う海の神

由来と位置づけ

1892年刊の祭式作例に伝わる出船祭の詞です。船・出発地・目的地を読み替えて用いる可変箇所を持ち、海上守護の神々へ具体的な旅程を申し上げます。

本文の流れ

全2節で、「船出の奉告」から「航海と帰港の願い」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 船出の奉告と、航海・帰港の願いという二節です。

  • 「何村・何某・何国・何地」は実際の人・船・出発地・目的地へ読み替えます。

  • 歴史的な安全祈願であり、運航上の安全管理に代わるものではありません。

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