遣唐使時奉幣祝詞

もろこしにつかひをつかはすときみてぐらをたてまつるのりと

12

住吉の神々と船の神託

皇御孫尊すめみまのみこと御命おほみこと以ちてもちて住吉すみのえ称辞竟へたたへごとをへ奉るまつる皇神等すめがみたちまへ申しまをし賜はくたまはく

大唐もろこし使つかひ遣はさむつかはさむ為るする船居ふなゐ無きなき依りてよりて

播磨国はりまのくにより船乗ふなのり為てして使つかひ遣はさむつかはさむ念ほしめすおもほしめすあひだ

皇神すめがみみこと以ちてもちて船居ふなゐわれ作らむつくらむ教へをしへ悟しさとし給ひきたまひき

教へをしへ悟しさとし給ひながらたまひながら船居ふなゐ作りつくり給へればたまへれば

悦びよろこび嘉しみよみして礼代ゐやじろ幣帛みてぐら官位姓名かんゐせいめい捧げささげ賷たしめてもたしめて

進奉らくたてまつらく申すまをす

現代語訳住吉の神々と船の神託

意訳を含みます

皇御孫尊すめみまのみこと御命ごめいにより、住吉すみのえ称えたたえ奉るまつる神々かみがみまえ申し上げますもうしあげますとう使節しせつ遣わそうつかわそうとしたものの適当てきとうふねがなく、播磨国はりまのくにからふね出そうだそうとお考えかんがえになっていたとき神々かみがみは「ふねわたし造ろうつくろう」と教えおしえ示さしめされました。

冒頭

住吉の神々と船の神託1 / 2

遣唐使時奉幣祝詞

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遣唐使時奉幣祝詞

遣唐使時奉幣祝詞について

概要

唐へ使節を遣わすにあたり、船を整えた住吉の神々へ感謝し、奉幣使を通じて幣帛を奉る古代の祝詞です。

構成
2
本文量
144
注記
2

この祝詞で願うこと

  • 船を整えた神々へ感謝すること
  • 遣唐使の出発に先立って幣帛を奉ること
  • 海路の大事を神々へ奉告すること

神々・対象

住吉の神々
船を整える神託を示し、感謝の幣帛を奉る対象

由来と位置づけ

『延喜式』巻八に伝わる、遣唐使派遣という具体的な国家事業に結びついた詞です。神託による船の準備と、その完成への感謝が中心となります。

本文の流れ

全2節で、「住吉の神々と船の神託」から「船の完成と感謝の幣帛」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 船の神託と、完成後の感謝・奉幣という二節で構成されます。

  • 「官位姓名」は実際の奉幣使の官位と名を入れる可変箇所です。

遣唐使時奉幣祝詞

目次

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