神嘗祭宮司祝詞

かんなめのまつりぐうじのりと

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天照坐皇大神への呼びかけ

度会わたらひの宇治うぢの五十鈴いすずの川上かはかみに大宮柱太敷おほみやばしらふとしき立たて、高天原たかまのはらに千木高知ちぎたかしりて称辞竟たたへごとをへ奉まつる天照坐皇大神あまてらしますすめおほかみの大前おほまへに申まをし進たてまつる天津祝詞あまつのりとの太祝詞ふとのりとを

神主部かむぬしべ・物忌等ものいみども、諸聞もろもろきこし食めせと宣のる

天皇すめらが御命おほみことに坐ませ、御寿みいのちを手長たながの御寿みいのちと、湯ゆつ磐村いはむらの如ごとく常磐ときはに堅磐かきはに茂いかし御世みよに幸さきはへ給たまひ

現あれ坐ます皇子等みこたちをも恵めぐみ給たまひ、百官人等もものつかさびとども、天下四方国あめのしたよものくにの公民おほみたからに至いたるまで長ながく平たいらけく護まもり恵めぐみ幸さきはへ給たまへと

三郡みつのこほり・国国くにぐに・所所ところどころに寄よせ奉まつれる神戸かむべの人等ひとどもの常つねも進たてまつる由貴ゆきの御酒おほみき・御贄おほにへ、懸税千税余五百税かけぢからちぢからあまりいほぢからを横山よこやまの如ごとく置おき足たらはして

大中臣おほなかとみ、太玉串ふとたまぐしに隠かくり侍はべりて、今年ことしの九月ながつきの十七日とをかまりなぬかの朝日あさひの豊栄登とよさかのぼりに天津祝詞あまつのりとの太祝詞事ふとのりとごとを称たたへ申まをす事ことを

神主部かむぬしべ・物忌等ものいみども、諸聞もろもろきこし食めせと宣のる

荒祭宮あらまつりのみや・月読宮つくよみのみやにも此かく申まをして進たてまつれと宣のる

現代語訳天照坐皇大神への呼びかけ

五十鈴川上いすずがわかみに鎮まるしずまる天照坐皇大神あまてらしますすめおおかみの御前みまえへ奏上そうじょうする、天つあまつ祝詞のりとの厳かなおごそかな詞ことばを、神主部かんぬしべと物忌ものいみたちはよく聞くきくよう告げますつげます。

冒頭

天照坐皇大神への呼びかけ1 / 4

神嘗祭宮司祝詞

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神嘗祭宮司祝詞

神嘗祭宮司祝詞について

概要

九月の神嘗祭で宮司が天照坐皇大神へ、御代と人々の平安、御酒・御贄・稲束、別宮への奉仕を申し上げる古代の祝詞です。

構成
4節
本文量
301字
注記
2件

この祝詞で願うこと

  • 御代と人々の平安を願うこと
  • 御酒・御贄・稲束を奉ること
  • 別宮にも神嘗祭を奉仕すること

神々・対象

天照坐皇大神
宮司が神嘗祭の祈りと供物を申し上げる中心の神

由来と位置づけ

『延喜式』に伝わる神嘗祭の宮司祝詞です。祭使の奉幣詞よりも長く、御酒・御贄と稲束の奉献、別宮への奉告までを述べます。

本文の流れ

全4節で、「天照坐皇大神への呼びかけ」から「別宮への奉告」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 呼びかけ、御代への祈り、供物、別宮への奉告という構成です。

  • 「懸税千税余五百税」は稲束の数量を表す歴史的な祭料表現です。

神嘗祭宮司祝詞

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