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天照坐皇大神への呼びかけ
天照坐皇大神への呼びかけ
度会の宇治の五十鈴の川上に大宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて、称辞竟へ奉る天照坐皇大神の大前に申し進る天津祝詞の太祝詞を
神主部・物忌等、諸聞し食せと宣る
御代と人々への祈り
天皇が御命に坐せ、御寿を手長の御寿と、湯つ磐村の如く常磐に堅磐に茂し御世に幸へ給ひ
現れ坐す皇子等をも恵み給ひ、百官人等、天下四方国の公民に至るまで長く平らけく
作り食ぶる五穀をも豊かに栄えしめ給ひ、護り恵み幸へ給へと
神戸からの御調
三郡・国国・所所に寄せ奉れる神戸の人等の常も進る御調の糸、由貴の御酒・御贄を横山の如く置き足らはして
大中臣、太玉串に隠り侍りて、今年の六月の十七日の朝日の豊栄登に称へ申す事を
神主部・物忌等、諸聞し食せと宣る
別宮への奉告
荒祭宮・月読宮にも此く申して進れと宣る
現代語訳天照坐皇大神への呼びかけ
五十鈴川上に大宮柱を立て、千木を高く上げて称え奉る天照坐皇大神の御前へ奏上する、天つ祝詞の厳かな詞を、神主部と物忌たちはよく聞くよう告げます。
天皇の御寿が長く、堅い岩のように揺るがず、御代が栄えるよう願います。皇子たちを慈しみ、百官から天下の人々までを長く穏やかに守り、五穀を豊かに実らせてくださるよう祈ります。
三郡や各地の神戸の人々が常に奉る御調の糸、清浄な御酒と御贄を山のように整え、大中臣が太玉串の陰に控えて、六月十七日の朝に称え申し上げる詞を、神主部と物忌たちはよく聞くよう告げます。
注記
「由貴」は清浄で神聖なものを表す語として扱います。十二月は原注により同じ詞へ準じます。
荒祭宮と月読宮にも、同じように申し上げて奉るよう命じます。
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