御門を守る二柱
櫛磐牖・豊磐牖命と御名を申す事は
四方の内外の御門に湯津磐村の如く塞り坐して
禍事を防ぐ守り
四方四角より疎び荒び来む天の麻我都比と云ふ神の言はむ悪事に
相まじこり相口会へ賜ふ事無く
上より往かば上を護り下より往かば下を護り
待ち防ぎ掃ひ却り言ひ排け坐して
朝夕の門と出入り
朝には門を開き夕には門を閉てて
参入り罷出る人の名を問ひ知らし
見直し・聞き直しと結び
咎・過在らむをば神直備・大直備に見直し聞き直し坐して
平らけく安らけく仕へ奉らしめ賜ふが故に
豊磐牖命・櫛磐牖命と御名を称辞竟へ奉らくと白す
現代語訳御門を守る二柱
意訳を含みます
櫛磐牖命と豊磐牖命は、四方の内外の御門に、神聖な岩群のように堅く鎮まる門の神々です。
注記
二柱の神名は「櫛磐間戸命・豊磐間戸命」と表記される資料もあります。本ページは採用訓読の「牖」を保ちます。
意訳を含みます
四方から近づく荒々しい禍の神や悪い言葉と交わることのないよう、上から来るものは上で、下から来るものは下で守り、待ち受け、払い退けてください。
朝には門を開き、夕には門を閉じ、参入する人と退出する人の名を確かめてお守りください。
咎や過ちがあっても、神直備・大直備のお働きによって見直し、聞き直し、穏やかに安らかにお仕えできるようにしてくださるため、豊磐牖命・櫛磐牖命の御名を称え申し上げます。
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