少毘古名神祝詞

すくなひこなのかみのりと

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少毘古名神へ申し上げる

掛けまくかけまく畏きかしこき少毘古名神すくなひこなのかみ宇豆うづ広前ひろまへに、恐みかしこみ恐みかしこみ白さくまをさく

高天原たかまのはら神留りかむづまり坐すます高皇産霊神たかみむすびのかみ御子みこに、産巣国造大己貴神むすびくにつくりおほなむちのかみちから合せあはせ御心みこころ一つひとつにして

天下あめのした蒼生人あをひとくさやまひ療治れうぢ給ふたまふに、医薬くすりみち始めはじめ給ひたまひ

及びおよび鳥獣昆虫とりけだものはふむしわざはひ祓ふはらふ禁厭まじなひわざ伝へつたへ給ひたまひ外国々とつくにぐにこと掌りつかさどり給ふたまふ

御功績みいさを広くひろく厚きあつき平らみたひらみ敬ひうやまひ宇豆うづ広前ひろまへ神酒みき御饌みけ御幣みてぐら捧げささげ乞ひこひ祈りのみ白すまをすことを、平らけくたひらけく安らけくやすらけく聞こしきこし食してめして

作るつくる田物等たなつものなど悪風あらきかぜ荒水あらきみづ相はせあはせ給はずたまはず八束穂やつかほ茂穂しげきほ成りなり幸ひさきはひ給へたまへ

家内いへのうち諸人もろひと親族うからやから種々くさぐさ災難わざはひ無くなく諸々もろもろやまひ攘ひはらひ退けしりぞけ平らにたひらに治しをさめ給ひたまひ

子孫うみのこ八十続やそつづき栄えさかえしめ給へたまへ

鹿自物かじものひざ折りをり伏せふせ鵜自物うじもの頸根うなね突きつき抜きてぬきて畏みかしこみ畏みかしこみ白すまをす

現代語訳少毘古名神へ申し上げる

意訳を含みます

御名みなくちにするのも畏れ多いおそれおおい少毘古名神すくなひこなのかみ尊いとうとい御前みまえに、慎んでつつしんで申し上げますもうしあげます

注記

「宇豆の広前」は神威ある広い御前を表す定型句として訳しました。

冒頭

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