山神祭祝詞

やまのかみまつりのりと

14

大山祇大神へ告げる

掛巻かけまくも畏かしこき大山祇大神おほやまづみのおほかみの大前おほまへに、畏かしこみ畏かしこみも告つげ奉まつらく

汝命なれみことの領りうしはき坐すます此この山やまの大峡おほかひ・小峡をかひに生ひおひ立てるたてる大木おほき・小木こきは

弥生いやおひに生おひ繁しげり、弥栄いやさかえに立たち栄さかえしめ給たまひし事ことを尊たふとみ謝ゐやびつつ

今日けふはしも其その大木おほき・小木こきを申まをし乞こひて、伐きり取とり運はこび出いださむと為なる事ことを

御心みこころも親したしく知しろし食めして

咎とがめ給たまふ事ことなく、祟たたり給たまふ事ことなく、守まもり恵めぐみ幸さきはへ給たまへと

礼代ゐやじろの幣帛みてぐらを捧ささげて、畏かしこみ畏かしこみも白まをす

現代語訳大山祇大神へ告げる

大山祇大神おおやまづみのおおかみの御前みまえに、畏れおそれ敬っうやまって申し上げますもうしあげます。

冒頭

大山祇大神へ告げる1 / 4

山神祭祝詞

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山神祭祝詞

山神祭祝詞について

概要

大山祇大神へ山の木々の恵みを感謝し、伐採と搬出を奉告して、作業中の守護を願う明治期の山神祭祝詞です。

構成
4節
本文量
170字
注記
3件

この祝詞で願うこと

  • 山と木々の恵みに感謝すること
  • 伐採と搬出を奉告すること
  • 山仕事の守護を願うこと

神々・対象

大山祇大神
山と木々を守り、伐採と搬出を奉告する対象

由来と位置づけ

1901年刊の祭式集に収められた山神祭の作例です。山の谷々に生い茂る木々を授かった恵みとして称え、その利用を神へ告げて咎めのないよう願います。

本文の流れ

全4節で、「大山祇大神へ告げる」から「咎めなく守る祈り」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 神への呼びかけ、木々への感謝、伐採・搬出の奉告、守護の願いへ進みます。

  • 「大峡・小峡」は山の大小の谷あいとして読みます。

  • 一つの明治期作例であり、各地の山の神信仰を一律に示すものではありません。

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