東文忌寸部献横刀時呪

やまとのふみのいみきべたちをたてまつるときのじゅ

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諸神への請願

謹みてつつしみて請ふこう

皇天上帝こうてんじょうてい・三極大君さんごくだいくん・日月星辰にちげつせいしん・八方諸神はっぽうしょじん・司命司籍しめいしじゃく

左ひだりは東王父とうおうふ・右みぎは西王母せいおうぼ・五方五帝ごほうごてい・四時四気しじしき

捧ぐるにささぐるに禄人ろくじんを以ちてしもちてし禍災わざはひを除かむのぞかむことを請ふこう

捧ぐるにささぐるに金刀こんとうを以ちてしもちてし帝祚たいそを延べむのべむことを請ふこう

呪してじゅして曰はくいはく

東ひがしは扶桑ふそうに至いたり西にしは虞淵ぐえんに至いたり

南みなみは炎光えんこうに至いたり北きたは弱水じゃくすいに至いたる

千城せんじょう百国ひゃっこく精治せいじ万歳ばんざい

万歳万歳ばんざいばんざい

現代語訳諸神への請願

意訳を含みます

天上てんじょうの神かみ、三極さんごくの大君たいくん、日月星辰じつげつせいしん、八方はっぽうの神々かみがみ、寿命じゅみょうと名籍めいせきをつかさどる神々かみがみ、東王父とうおうふと西王母せいおうぼ、五方ごほうの帝みかどと四季しきの気きに謹んでつつしんで願いねがいます。人形代ひとかたしろと金刀こんとうを捧げささげ、災いわざわいを除きのぞき、皇位こういが末永くすえながく続くつづくことを願いねがいます。

注記

表示本文の「禄人」「金刀」は公開訓読に従います。國學院大學の条文解説では「銀人」「金人」とされ、伝本・字形・祭具の解釈に異同があるため、現代語訳では機能を示す「人形代」としてまとめています。

冒頭

諸神への請願1 / 2

東文忌寸部献横刀時呪

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東文忌寸部献横刀時呪

東文忌寸部献横刀時呪について

概要

東文・西文の忌寸部が大祓で横刀を奉る際、諸神へ請い願い、四方の果てと長久の守りを漢語系の表現で唱えた呪です。

構成
2節
本文量
140字
注記
3件

この祝詞で願うこと

  • 大祓で横刀と人形代を奉ること
  • 四方の禍を退けること
  • 御代の長久を願うこと

神々・対象

天地の諸神
横刀奉献の場で四方の守りと長久を請い願う対象

由来と位置づけ

『延喜式』巻八に伝わる、通常の和文祝詞とは語調の異なる漢語系の呪です。扶桑・虞淵・炎光・弱水など中国古典の世界観に基づく四方の名称を用います。

本文の流れ

全2節で、「諸神への請願」から「四方と万歳の呪」までをたどります。

読む前に知っておきたいこと

  • 諸神への請願と、四方・万歳の呪という二節で構成されます。

  • 「禄人/銀人」「金刀/金人」など伝本や字形の異同があります。

  • 他の祝詞と異なる漢語的な語彙と世界観が大きな特徴です。

東文忌寸部献横刀時呪

目次

東文忌寸部献横刀時呪

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東文忌寸部献横刀時呪

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