読み始める前に
初めて祝詞を読む方へ
古い本文と現在の読み方を混同せず、原文を中心に一篇ずつ確かめるための短い案内です。
祝詞とは
祝詞は、祭祀の場で神々に奏上する詞です。神やその働きを称え、祭りの目的や供え物を述べ、祈りを言葉にするなど、内容は祝詞と祭祀によって異なります。
宮内庁書陵部が所蔵する『延喜式』巻八は「神祇八・祝詞」とされ、古い祭祀に結び付いた祝詞を伝えています。現代に広く読まれる祝詞には、その歴史的な流れをくむものと、後世の拝礼で用いられてきたものがあります。
一つの形だけではありません
祝詞は、それぞれの祭祀、時代、伝承の系統に結び付いています。同じ名称でも本文や表記、読みが異なることがあり、短い拝詞と古い祭祀の長文を、すべて同じ場面の詞として扱うことはできません。
このサイトでは、各ページで表示の基礎にした本文を一つ定めます。ただし、それを唯一の本文や唯一の作法とはせず、確認できる異同がある場合は編集上の情報として扱います。
原文・ふりがな・現代語訳
原文は祝詞の中心となる本文です。ふりがなは、底本や独立した読みの資料を照合して語句ごとに付けています。現代語訳は、古語の理解を助けるために節単位で原文へ対応させた編集文案です。
現代語訳は一つの読み方を示す補助であり、原文そのものではありません。意味を補った箇所や解釈が分かれる箇所は断定を避け、各ページの訂正窓口から根拠資料とともに見直せるようにしています。
読み始める前に
まず、祝詞名と説明から、その詞がどの祭祀や拝礼に関係するかを確かめてください。本文は縦書き・横書きを選べ、ふりがなと現代語訳を同じ節で確認できます。
サイトは奏上の作法を一律に定めるものではありません。特定の祭祀や神社での正式な用い方を知る必要がある場合は、その祭祀を担う神社や関係者の案内も確認してください。
最初の一篇を選ぶ
長さと、詞が用いられてきた場面から選べます。